-白滝ジオパーク-
昨年9月に日本ジオパークに認定された「白滝ジオパーク」ツアーに参加することができました。
日本一の黒曜石産地に栄えた2万年前の石器工場「白滝遺跡群」、600万点以上の膨大な石器などの遺物、200カ所以上もの遺跡やこの黒曜石が東北地方からサハリンまで運ばれ、石器に利用されたことなどを白滝埋蔵文化センターで確認したり、カルデラ湖跡地、膨大な量の黒曜石や八号沢の黒曜石露頭を赤石山(1,147m)見学ツアーにより、観察することができ古代へのロマンを感じることができました。
ジオパークとは、科学的に見て「特別に重要で貴重な、あるいは美しい地質遺産」を含む自然公園の一つであり、これらを教育、観光、産業などに活用することによる地域の活性化を目的とするとのことで、現在、日本ジオパークとしては、白滝ジオパークをはじめ14地域が認定され、うち世界ジオパークに洞爺湖有珠山ジオパークなど4地区が認定されております。
その中で、洞爺湖有珠山ジーパークと同時の2008年に日本ジオパークに認定され、2010年に世界ジオパークに認定されたおとぎ話「因幡の白うさぎ」の「砂と海を楽しむ 山陰・因幡ジオツアー」、山陰海岸ジオパークがあります。
記事によると、この地域と重なる営業エリアとするある企業が民間の先頭に立ってジオパークの認知度を高め、世界登録に向けて「山陰海岸ジオパーク応援商品」を発売し、利益の一部をジオパーク関連の活動に拠出したり、粗品のデザインを地層のイメージにリニューアル、ジオパークせんべいやジオパークキーホルダーといったオリジナルグッズを製作し、来店者にプレゼントをしているとのことです。また、ジオパーク関連のイベントを積極的に応援し、運営スタッフとして社員を派遣したり、鳥取砂丘の除草や清掃にも役員や社員が参加するなど「お金も出して汗もかく」心のこもった支援を続けていることが照会されていました。
<ロマンの世界への入り口>
※ 足もとは黒曜石、白い壁には黒曜石の石器(矢じり)
※ 黒曜石の石器類
※ 黒曜石による矢じり
※ 鋭い黒曜石の矢じり
※ 動物の角などの上下に鋭い黒曜石が使われています。
※ 動物のアキレス腱により、矢じりが接続されています。
<赤石山見学ツアー>
※ 八号沢黒曜石露頭(全体が黒曜石)
※ 黒曜石露頭を拡大
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