車で山道を走行中、カーブの向こうに黒いものを発見し、近づいてみると、よたよたしたタヌキが、冷たい水の流れる沢を登っていた。
すぐ先は、小枝に雪が積もり柵のような場所になっており、タヌキは困った顔をして振りかえる。
柵越えには少々時間がかかりそうなので、助手席のカメラバックからカメラを引きだそうとするが、なかなか出てこない。
・・・エゾタヌキは、小枝の柵をくぐり抜け消えてしまった。
残念! カメラは間に合わなかった。
足跡を追ってみると、山道の下の川、木々の間に続く足跡、この時期に魚を狙ったものか、ネズミでも狙って雪道をうろついていたのだろうか。よっぽど飢えているのだろう。
タヌキは冬眠せず冬の間は巣穴で過ごすと言われているにも関わらず この時期に雪の中をうろつく。
くねくねとした足取りはタヌキ特有のもの。しかし、非常にゆっくりとした足取りは、空腹を物語っているようであった。
写真にはできなかったが、貴重な体験をした日であった。
<タヌキの足跡>
<タヌキの消えた沢>
<タヌキの足跡(道路脇)>
後日、遠軽町の街中で遭遇した冬毛のもこもこエゾタヌキ |
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